機械学習の参考書:やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん
『やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん』 立石賢吾著 マイナビ出版
カテゴリ | おすすめ度 |
機械学習に関する数学の本 | ○: 読んでよかった |
概要
- アヤノとミオという女性二人がやり取りしながら機械学習の理解に必要な数学を学ぶ内容です。機械学習の初心者向けに書かれているので、コテコテの技術的な書籍に抵抗がある方はとっつきやすいです。
- 数式もそこそこ出てきますが、私は何度もにらめっこしたり、他の本に浮気したり、自分で式を展開したりしてるうちにだんだんわかってきました。
- 入門書なので、機械学習の基礎がわかってる人には物足りないと感じるでしょう。
- Pythonの文法を知らなくても内容は理解できると思います。
章立て
1. ふたりの旅のはじまり
2. 回帰について学ぼう~広告費からクリック数を予測数
3. 分類について学ぼう~画像サイズに基づいて分類する
4. 評価してみよう~作ったモデルを評価する
5. 実装してみよう~Pythonでプログラミングする
Appendix(数式記号、微分等, NumPy等)
いいと思ったところ
- ストーリー仕立てで登場人物2人の会話形式で話が進むので、比較的内容が頭に入ってきやすい
- 最急降下法や確率的勾配降下法にも触れられていて、「学習」について理解しやすい
- Chapter 4でモデルの評価方法として、交差検証、正則化、過学習について解説がある
改善してほしいところ
- パーセプトロンは説明されているが、ニューラルネットワークは出てこないので説明して欲しい
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